老舗だからこその”新しさ”
今も受け継がれる創業者の思い。
百二十年以上にわたり、脈々と受け継がれる樂天軒「天津甘栗」の味。
その美味しさはもちろん、天津甘栗といえばすぐに思い浮かぶ「赤い紙袋」も創業者 藤田留吉の考案によるもので、東京では天津甘栗を入れるのは巾着型でしたが、樂天軒の赤く四角い紙袋は印象に残る特徴的なデザインで、あっという間に大阪特有の名物となりました。
また、厚手の紙袋を使うことは見栄えだけでなく、熱々の栗を入れた際に発生する水蒸気を吸収し、甘栗のべとつきを和らげる働きもあります。商品をお客様に手渡すまで決して手を抜くことはない、創業者の品質と味へのこだわりが込められています。
その人気ぶりに袋を模倣する店が後を絶たず、昭和64年(1989年)にデザインを一新しましたが、樂天軒伝統の赤い紙袋は創業者の思いと共に受け継がれています。そして従来デザインの紙袋は催事販売用として今も皆様にご愛顧いただいております。
樂天軒はいつの時代でも先駆けて”新しさ”にチャレンジする老舗であり、それこそが”樂天軒の伝統”でもあります。
進化し続ける樂天軒の味。
“老舗の味”とは昔の味という意味ではなく、伝統の味を受け継ぎながらも時代とともに移り変わるニーズやライフスタイルを捉えて、新しい味を生み出していくことを指します。今では看板商品である天津甘栗だけではなく、饅頭やくずもち、季節限定の商品など、大阪土産としてもお喜びいただいている多数のラインナップをご用意しています。
樂天軒は次の百二十年にわたってお客様に喜んでいただける、新しい老舗の味を目指して進化し続けて参りますので、これからも変わらぬご愛顧を賜りますよう心よりお願い申し上げます。